皮膚症状



 糖尿病になると、皮膚にさまざまな変化が起こります。 また逆に、皮膚の 変化が糖尿病発見の手がかりになることもあります。
 重症な皮膚症状でもすぐに自覚できないものもありますので、 糖尿病の人は、入浴の際に体に変化がないかどうかチェックする 習慣をつけておくと良いでしょう。



起こりやすい症状

皮膚掻痒症

 皮膚にかゆみが出るような病気がないのに、かゆくなるものを皮膚掻痒症 といいます。 ほとんどは皮膚の乾燥が原因で、冬に多く起こります。
 入浴のときにあまり強く洗わないようにし、入浴後に尿素などの保湿成分 の入ったクリームをつけるといいでしょう。

皮膚感染症

 白癬菌(ハクセンキン)症(水虫)は代表的な真菌症ですが、糖尿病に合併する場合は 広範囲に出たり、重症化する可能性があります。 カンジダも 糖尿病に合併しやすい真菌で、口腔粘膜、外陰部、亀頭などによく見られます。

白癬菌症もカンジダも、治療には抗真菌薬を使いますが、普段から患部を 良く洗って清潔に保ちましょう。

糖尿病性潮紅

皮膚の細小血管の異常な反応によって、顔、手のひら、足の裏、手足の指 などが赤くなります。

リポイド類壊死症

小動脈の異常によって起こる、境目のはっきりした、不規則な形をした皮膚の 病的な変化です。中心が黄色みを帯び、周りは赤黒く、じくじくしたり、 しこりになっています。自覚症状はありませんが、そのうち皮膚が萎縮して 潰瘍になることがあります。 特にすねにできやすく、前腕、手の甲、顔の 髪でこすれる部分にもできます。

糖尿病性水泡

突然、やけどをしたときのような直径数cmの水泡ができます。 ワセリンや 抗生物質の軟膏を塗り、細菌感染しないようにガーゼを当てておくと、2週間 程度で治ります。

糖尿病性潰瘍・壊死

糖尿病の皮膚の合併症として最も重要なもので、足によく起こります。もし 潰瘍や壊疽が発見されたら、ただちにその組織を切除し、消毒する必要が あります。

糖尿病性浮腫性硬化症

首の後ろにはじまり、背中、肩などへと、皮膚がかたくなる症状で、むくみを 伴っています。痛みはなく、押しても跡がつかないのが特徴です。






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